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VTuberのiPhoneトラッキング機種|Face IDと中古の注意

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VTuberのiPhoneトラッキング機種|Face IDと中古の注意

VTuberのフェイストラッキングに使うiPhoneは、Face ID搭載機(iPhone X以降。SEシリーズを除く)を選べば、VTube StudioでもiFacialMocapでも使えます。

Face IDのないiPhone SEでも、VTube Studioだけなら公式の説明で「A12以降のチップなら対応」とされています。ただしiFacialMocapはApp Storeの説明でFace ID搭載機向けとしています。

中古で買うなら、機種名より先に「設定 > 一般 > 情報」の修理履歴と、Face IDが登録できるかを確かめてください。修理の状態によってはFace IDが使えない個体があるからです。

VTube Studioとの具体的なつなぎ方はVTube StudioでiPhoneトラッキングする方法で扱っているので、ここでは「どれを用意するか」に絞ります。対応状況は執筆時点(2026年10月)の公式情報にもとづいています。

目次

VTuberのiPhoneトラッキングに使える機種(執筆時点)

VTuber用のトラッキングアプリの多くは、Appleの顔認識の仕組み(ARKit)を使っています。そのため「Face ID搭載かどうか」と「チップの世代」の2つで、使えるかどうかがほぼ決まります。

区分 該当する機種の例 VTube Studio iFacialMocap
Face ID搭載のiPhone iPhone X、XS、XR、11〜17シリーズ、16e、17e、Air 対応 対応
Face IDなし・A12以降のチップ iPhone SE(2020年発売の第2世代)など 対応(公式Wikiに記載) App Storeの説明ではFace ID搭載機のみ
Face IDなし・A12より前のチップ A11以前を積んだ古い機種 非対応 非対応
Face ID搭載のiPad iPad Pro(Face ID搭載モデル) 対応 対応
Face IDなしのiPad(A12以降) iPad(第8世代)など 対応(公式Wikiに記載) 非対応

Face ID搭載のiPhoneの一覧は、Appleのサポートページ「iPhone and iPad models that support Face ID」にまとまっています(出典: https://support.apple.com/en-us/102854)。執筆時点の一覧では、iPhone XからiPhone 17シリーズ・17eまでが並び、iPhone SEシリーズは入っていません。

VTube Studioの対応機種は、開発元の公式Wiki「Introduction & Requirements」に書かれています。Face IDのあるiPhone・iPadに加え、Face IDがなくてもA12以降のチップを積んだ機種が対象で、例としてiPhone SE 2020とiPad(第8世代)が挙がっています(出典: https://github.com/DenchiSoft/VTubeStudio/wiki/Introduction-&-Requirements)。

チップがわからないときはAppleの技術仕様ページで確認できます。迷ったら表の1行目の機種を選ぶのが無難です。

フェイストラッキングにFace IDは必要?アプリごとの答え

「Face IDは必要か」の答えは、使うアプリによって変わります。

VTube Studioは、Face IDがなくてもA12以降なら使えます。公式Wikiの「Android vs. iPhone vs. Webcam」では、TrueDepthカメラ(Face IDに使われる前面のセンサー)がないA12以降の機種も対応しており、トラッキングの質はおおむね同じと説明しています。ただし、照明がかなり暗い環境では差が出ることがあるとも書かれています(出典: https://github.com/DenchiSoft/VTubeStudio/wiki/Android-vs.-iPhone-vs.-Webcam)。

一方、VTube StudioのApp Storeの説明文には「Face IDに対応したiPhone・iPadが必要」という趣旨の一文があります(出典: https://apps.apple.com/jp/app/vtube-studio/id1511435444)。WikiとApp Storeで書き方が違うので、Face IDのない機種は新たに買わず、手持ちがあれば試す程度にしておくと安全です。

iFacialMocapは、App Storeの説明でFace ID搭載機種のみで使えるとしています。PC側にも受信用のソフトが必要で、同じネットワーク内のPCと通信して使う仕組みです(出典: https://apps.apple.com/us/app/ifacialmocap/id1489470545)。使うアプリをまだ決めていないなら、Face ID搭載機を選んでおくと選択肢が狭まりません。

まとめると、2Dモデル(Live2D)でVTube Studioだけを使うならSE 2020でも動く可能性があります。アプリを限定しないなら、Face ID搭載機が前提と考えてください。

新しい機種と古い機種で何が変わるか

Face ID搭載機であれば、どの世代でもトラッキング自体はできます。差が出るのは、長時間使ったときの発熱です。

VTube Studioの公式Wikiは、新しいiPhone・iPadのほうが古いものより望ましく、古い機種は使っているうちに熱くなることがある、と書いています。そのうえで、可能なら最新世代を勧めています(出典: https://github.com/DenchiSoft/VTubeStudio/wiki/Android-vs.-iPhone-vs.-Webcam)。

数時間の配信をする予定なら、予算の範囲で新しめの世代を選ぶほうが熱の心配が減ります。逆に、まず試したいだけなら、Face ID搭載であれば古めの世代から始めても問題ありません。

中古iPhoneをトラッキング用に買うときの注意

トラッキング専用に中古iPhoneを買う人は多いです。ただ、中古は「Face ID搭載機種なのに、その個体ではFace IDが動かない」ことがあります。前面のカメラやセンサーまわりを修理した個体がそうなりやすいので、購入前に次の3つを確認してください。

  1. 機種名がAppleのFace ID対応一覧に入っているか(iPhone SEシリーズはFace IDなし)。
  2. 「設定 > 一般 > 情報」に「部品とサービスの履歴」が出ていないか、出ていれば部品の状態は何か。
  3. 店頭や受け取り時に「設定 > Face IDとパスコード」でFace IDを登録できるか。

2つ目の「部品とサービスの履歴」は、iOS 15.2以降で、修理歴のあるiPhoneにだけ表示されます。Appleのサポートページ「iPhone Parts and Service History」によると、純正部品と正規の手順で修理されたものは「Genuine」と表示されます。非純正部品が使われた場合や部品が正しく動いていない場合は「Unknown」と表示されることがあります(出典: https://support.apple.com/en-us/102658)。

同じページには、修理の最終手順(キャリブレーション)が終わっていない部品には「Finish Repair」と表示され、それが終わるまでFace IDやTouch IDでのロック解除などが使えない、という説明もあります。Face IDの認証とトラッキングは別の機能ですが、前面センサーまわりの修理が終わっていない個体は避けたほうが安心です。

3つ目のFace ID登録は、いちばん手早い確認方法です。登録画面で顔を認識できなければ、トラッキングもうまくいかない可能性が高いと考えてください。通販で実機を触れない場合は、Face IDの動作保証や返品条件が書かれているショップを選ぶと失敗を減らせます。中古価格は時期と状態で大きく動くため、この記事では金額の目安は載せません。

iPhoneを用意しない場合の選択肢

iPhoneがなくても、VTuberとして配信は始められます。VTube Studioの公式Wikiでは、トラッキングの質は「iOS、Webカメラ、Android」の順とされています(出典: https://github.com/DenchiSoft/VTubeStudio/wiki/Using-iPhone-or-Android-for-Face-Tracking)。

PCにWebカメラをつなぐ方法は、スマホを使わない分、配置や充電を気にせずに済むのが利点です。Webカメラの選び方はVTuber・Vライバー向けWebカメラの選び方にまとめています。最初はWebカメラで始め、表情の細かさに物足りなさを感じてからiPhoneを足す、という順番でも遅くありません。

Androidスマホも使えますが、公式Wikiでは精度がiOSに及ばず、一部の機能が使えないとされています。手元にAndroidしかない場合のつなぎとして考えるのが現実的です。

今日やること

今日は、手元のiPhone(または買う候補の機種)の名前を、AppleのFace ID対応一覧と照らし合わせてください。一覧に入っていればそのまま使えます。入っていなければ、チップがA12以降かを確認し、VTube Studioだけで足りるかを判断します。

機種が決まったら、VTube StudioでiPhoneトラッキングする方法の手順でPCとつないでみてください。iPhone以外の機材もまとめて見直したい場合は、Vtuberになるために必要な機材ガイドから必要なものを順に確認できます。

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