IRIAMは、スマホとイラスト1枚があれば今日からライバーとして配信できるアプリです。始め方は「アカウント登録」「イラストの用意」「初配信」の3段階で、手順そのものは短く済みます。
ただ、上位の解説記事があまり触れていない落とし穴があります。収益化する前の配信でも、商用利用が認められていないイラストは使えません(出典: IRIAM公式ヘルプ「アカウントを収益化していない場合における、商用利用不可のイラストや音源の使用について」)。「まずは趣味で試すから、もらった絵でいいや」は通らないということです。
この記事では、登録から初配信までの手順を、公式ヘルプで確認できた範囲だけで順番にまとめます。イラストを誰かに頼むなら、依頼の時点で「IRIAMでの配信に使う」と伝えておくのが一番の近道です。
IRIAMの始め方は3段階。最初に年齢と端末を確認する
IRIAMは、アップロードした1枚のイラストの目や口をアプリが認識し、自動で動きをつけて配信できる仕組みです(出典: IRIAM公式ヘルプ「イラスト配信の方法」)。Live2Dのようにパーツ分けされたモデルを最初から用意する必要はありません。顔出しせずに配信したい人の入口として選ばれやすいのは、この手軽さのためです。
手順に入る前に、2つだけ確認してください。1つ目は年齢です。15歳以下は視聴・配信を含めてアプリを利用できず、新規登録もできません。16〜17歳は22時から翌5時までの配信と配信予約ができず、21時50分に本人だけに見える予告が出たあと、22時に配信が強制終了されます。ポイント購入も月1万円までに制限されます(出典: IRIAM公式ヘルプ「年齢に応じた利用制限について」)。また、未成年が会員になる場合は法定代理人(親権者など)の同意を得ることが会員規約で定められています(出典: IRIAM会員規約)。
2つ目は端末です。執筆時点(2026年9月)の公式の必須環境は、iPhoneならiOS 15以上に対応したiPhone 6s以降、Androidなら Android 10.0以上・64bit対応CPU・メモリ3GB以上の端末です。推奨はもう一段上で、iOS 16以上のiPhone 8 / iPhone SE(第2世代)以降、Android 12.0以上・メモリ4GB以上とされています(出典: IRIAM公式ヘルプ「動作環境について」)。マイクやボイスチェンジャーなど機材の話は、IRIAMのボイチェンと配信機材の記事にまとめているので、この記事では手順に絞ります。
IRIAM以外のスマホ配信アプリと迷っている場合は、スマホVTuber配信アプリ比較でREALITYなどと並べて比べています。
アカウント登録の手順
登録画面の文言や順番はアプリの更新で変わることがあるので、執筆時点(2026年9月)の画面に頼らず、表示に沿って進めてください。そのうえで、登録時に気をつけたいのは次の2点です。
生年月日は新規登録時に必ず入力するもので、ここで入れた年齢が先ほどの利用制限に使われます(出典: 年齢に応じた利用制限について)。
アカウントには、X、メールアドレス、Google、LINEのアカウントを紐付けられます(出典: IRIAM公式ヘルプ「外部アカウント連携について」)。機種変更でデータを失わないよう、どれか1つは必ず連携しておきましょう。私用のXをそのまま連携すると、表示名やつながりから中の人が特定されるきっかけになりえます。活動用のアカウントを分ける考え方は身バレ対策の記事で詳しく書いています。
IRIAMのイラスト要件と、用意するときの注意
配信に使うイラストは、IRIAM公式の「イラスト配信準備ガイド」に基本仕様が載っています。執筆時点(2026年9月)で確認できた値は次のとおりです(出典: IRIAM公式「イラスト配信準備ガイド」)。
| 項目 | 公式の基本仕様 |
|---|---|
| 画像サイズ | 横2000px以下 × 縦4000px以下 |
| 形式 | PNG、背景を透過したキャラクターのみの画像 |
| ファイルサイズ | 20MB以下 |
| 解像度 | 350dpi(推奨) |
| 控えの高解像度データ | 縦5000〜7000px × 横2500〜3500px を推奨 |
控えの高解像度データは、イベント特典や大きな印刷に使う場面を想定したものです。配信には直接使いませんが、依頼する段階で一緒に納品してもらうと、あとから描き直しを頼まずに済みます。描き方の細かな注意は、同じ公式ガイドと「IRIAM配信用」イラスト制作ガイド Ver.3にまとめられています。描き手にはこの2つのURLをそのまま渡すのが確実です。
冒頭で触れた権利の話はここで効いてきます。IRIAMは収益化の有無や配信方法に関係なく、商用利用が認められていない画像や、著作権を侵害する画像の使用を控えるよう求めています(出典: アカウントを収益化していない場合における、商用利用不可のイラストや音源の使用について)。他人が描いた絵を許可なく使う行為も禁止です(出典: IRIAM公式ヘルプ「他の人の著作物を使用する行為について」)。自分で描けない場合は、IRIAMでの配信と商用利用を許可してもらえる形でイラストレーターに依頼するのが安全です。依頼文には「IRIAMの配信用立ち絵」「商用利用可」「透過PNGと高解像度の控えを納品」の3点を入れておけば、行き違いが起きにくくなります。
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あとからLive2Dモデルに切り替えたくなった場合、IRIAMには公式の「IRIAM Chara Checker」でモデルのファイルを確認・提出する仕組みがあります。アップロードしたファイルは72時間で削除されるため、確認と提出はその間に済ませる必要があります(出典: IRIAM公式ヘルプ「IRIAM Chara Checkerにアップロードするファイルについて」)。モデル制作の費用感はLive2D依頼相場の記事を参考にしてください。最初の1枚は立ち絵で始めて、続けられそうならLive2Dを検討する順番でも遅くありません。
IRIAMの配信のやり方。初配信までの手順
イラストが手元に届いたら、初配信まではアプリの中だけで進められます。公式ヘルプに載っている、イラストをまだアップロードしていない場合の流れは次のとおりです(出典: イラスト配信の方法)。
- ホーム画面の「ライブ」ボタンをタップする
- 「イラストをアップロードする」をタップし、用意したイラストを選ぶ
- 認識方式を選んで「OK」、続けて「このイラストに決定しますか?」で「OK」をタップする
- プロフィール画像とキャラ名を設定し、「配信準備に進む」をタップする
- キャラの表情を調整し、「タイトル入力」から配信タイトルを入れる
- 「配信スタート」をタップして配信を始める
イラストをアップロード済みなら、ホーム画面の「ライブ」からキャラの表情を調整し、「タイトル入力」で配信タイトルを入れて「配信スタート」をタップすれば始められます(出典: 同上)。イラストや背景を差し替えたいときの操作は、公式ヘルプの「背景やイラストの変更方法」にあります。
表情の調整は飛ばさないほうがいい工程です。アプリはイラストの目や口を認識して動きを付けるので、まばたきと口の開閉が不自然でないかを、この画面で確かめてから配信に進みましょう。キャラがうまく動かないときは、公式ヘルプの「キャラクターがうまく動かない」に対処法があります。
イラストがまだ届いていない段階でも、声だけで話す「ラジオ配信」という形式が用意されています(出典: IRIAM公式ヘルプ「ラジオ配信の方法」)。アプリの操作やコメントの流れに慣れておく練習として使えます。
収益化の条件と、換金までの流れ
IRIAMに登録していれば誰でも配信できますが、収益(ダイヤ)を受け取るには収益化の申請と承認が必要です。執筆時点(2026年9月)の申請条件は、配信時間が15時間以上、配信日数が10日以上、累計獲得ポイントが5,000pt以上の3つです。加算されるのは配信内で使われたギフトのポイントで、ログインボーナスやチュートリアルミッションで得たポイントは含まれません(出典: IRIAM公式ヘルプ「収益化の申請方法」)。
申請は「マイページ > 持っているダイヤ > 収益化申請する」から進み、ブラウザで確認事項に同意して「収益化を申請する」をタップします。結果はホーム右上の「お知らせ > あなた宛」に届き、通常は1か月以内とされています(出典: 同上)。
承認後は、活動実績などに応じてダイヤが付与されます。1ダイヤは1円として換金またはポイント交換ができ、有効期限は獲得日から180日です(出典: IRIAM公式ヘルプ「ダイヤについて」)。換金は500ダイヤから申請でき、本人名義の口座とメールアドレスの登録が必要です(出典: 換金に必要なダイヤの最低個数について、口座登録について)。振込は、毎月1〜15日の申請分がその月の末ごろ、16日〜末日の申請分が翌月末ごろです(出典: 振込スケジュールについて)。
インボイスの登録番号がない場合、2026年10月1日以降の換金申請では振込額から差し引かれる割合が1.82%から2.73%に変わると告知されています(出典: IRIAM Info「インボイス制度に伴うダイヤ換金申請のお振り込み額の変更について」)。収益が出始めたら、この告知と税金の扱いを一度確認しておくと安心です。
IRIAMでどのくらい稼げるのか、収益の仕組みをもう少し詳しく知りたい人はIRIAMは稼げる?収益の仕組みを読んでみてください。
今日やることは「イラストの用意」を決めること
登録と初配信の操作は、イラストさえあれば1日で終わります。逆に言えば、IRIAMの始め方で時間がかかるのはイラストの準備だけです。今日はまず、自分で描くか、誰かに頼むかを決めてください。頼むなら、公式のイラスト配信準備ガイドのURLと「商用利用可」の条件を添えて依頼文を作るところまで進めておくと、届いたその日に配信を始められます。
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IRIAMはVライバーとしての活動の入口ですが、YouTubeなどでVtuberとして活動する道とは仕組みが少し違います。どちらを目指すか迷っている人はVtuberとVライバーの違いを、Vtuberデビュー全体の流れを知りたい人はVtuberデビューの手順をまとめた記事を読んでみてください。

