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IRIAMのアプリには、執筆時点(2026年9月)でボイスチェンジャー機能は入っていません。ボイチェンを使いたい人は、スマホに入る前の音声を外部機材で変える必要があります。この記事では、スマホ1台でIRIAMデビューする人に向けて、ボイチェンのかけ方と最低限の配信機材を順番に並べます。
筆者も最初は、何を買えばいいのか分からず機材の比較ばかりしていました。IRIAMはスマホとイラストがあれば配信できるので、まずは地声で1回配信してみる。そのあとで声を変えたいか、音質を上げたいかを決めるほうが遠回りしません。
IRIAMでボイチェンは使える?アプリ単体では不可
IRIAMのアプリ設定だけで声を変える方法は、執筆時点では用意されていません。運営会社側では、DeNAとIRIAMがスマホで動くリアルタイム音声変換AIの社内実証実験を2024年3月に行っています。ただし、アプリへの実装は未定と発表されています(出典: https://dena.ai/news/iriam-vc-demo-exp/)。
そのため、今IRIAMでボイチェンを使う方法は、音声がスマホに入る手前で声を変えるやり方に限られます。具体的には、ボイスチェンジャー機能のあるオーディオミキサーをスマホにつなぐ方法と、PCのボイチェンソフトで変えた音声をオーディオインターフェース経由でスマホに入れる方法の2つです。
どちらも外部機器を使う構成になります。IRIAMの公式FAQでは、音声が届かない・途切れるときは、マイクやミキサー、オーディオインターフェースなどの外部機器を外して動作を確かめるよう案内しています(出典: IRIAM FAQ「音声が届かない、音声が途切れる場合」)。ボイチェン構成で音が出ないときも、まず機材を外して地声で配信できるかを確認すると原因を切り分けやすくなります。
IRIAMの配信に最低限いるものと動作環境
IRIAMはスマホアプリで配信するサービスで、PCから配信することはできません。公式FAQでも、手持ちのスマホで配信できること、権利上問題のないイラストを1枚用意すれば目と口を認識して動かせることが案内されています(出典: IRIAM FAQ「配信に必要な機材やイラストについて」)。アプリのダウンロードは無料です。
スマホの動作環境は、執筆時点の公式FAQで次のとおりです(出典: IRIAM FAQ「動作環境について」)。
- iPhone:必須はiOS 15以上に対応したiPhone 6s/6s Plus以降。推奨はiOS 16以上に対応したiPhone 8/iPhone SE(第2世代)以降。
- Android:必須はAndroid 10.0以上、64bit対応CPU、メモリ3GB以上。推奨はAndroid 12.0以降、メモリ4GB以上。
- iPadやiPod touchは、OSの条件を満たしていても正常に動かない場合があります。
動作環境は更新されることがあるので、配信用に端末を買い替える前に公式FAQを見直してください。
アプリは次のリンクから入れられます。
App StoreでIRIAMを入れる
Google PlayでIRIAMを入れる
IRIAMの音声まわりの構成を比較
ボイチェンをかけるかどうかで、必要な機材は大きく変わります。まずは自分がどの段階を目指すかを表で決めてください。
| 構成 | ボイチェン | 追加で必要なもの | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| スマホ単体(内蔵マイク) | 不可 | なし | まず1回配信してみたい人 |
| スマホ+外部マイク+オーディオインターフェース | 不可 | マイク、オーディオインターフェース | 地声のまま音質を上げたい人 |
| スマホ+ボイチェン機能付きミキサー | 可 | ボイチェン対応ミキサー、マイク | PCを使わずに声を変えたい人 |
| PCのボイチェンソフト経由でスマホへ入力 | 可 | PC、ボイチェンソフト、オーディオインターフェース | すでにPCがあり、声の作り込みをしたい人 |
どの構成でも、配信に出すイラストは別に用意する必要があります。機材は後から足せますが、イラストは依頼から納品まで時間がかかります。自分で描かない人は、機材を選ぶ前に依頼先を探しておくと初配信の日を決めやすくなります。
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ボイチェンと音質を上げる機材の選び方
ボイチェン機能付きミキサー
PCを持っていない人がIRIAMでボイチェンを使うなら、ボイスチェンジャーボタンのあるミキサーをスマホにつなぐ形がいちばん手軽です。元記事で紹介していたFIFINE AmpliGame SC3Wは、商品名のとおりボイスチェンジャーボタンとカスタム効果音を備えたオーディオミキサーです。
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ボイチェンの声は、機材ごとに変わり方がかなり違います。買う前にメーカーの紹介動画などで、実際の変換音を一度聞いておくと失敗が減ります。
PCのボイチェンソフトを使う場合
PCを持っている人は、PCでボイチェンをかけた音声をオーディオインターフェース経由でスマホに入れる方法もあります。声の作り込みはしやすい反面、つなぐ機器が増えるぶん、音が出ないときの原因探しに時間がかかります。最初はミキサー1台の構成で慣れてから移るほうが無難です。
マイクとオーディオインターフェース
地声で配信するならスマホの内蔵マイクでも十分です。音をはっきりさせたくなったら外部マイクを足します。配信ではコンデンサーマイクがよく使われ、音を広く拾えるのが特徴です。ただしスマホには直接つなげないので、オーディオインターフェースも一緒に用意します。元記事では入門用としてマランツプロ MPM-1000を紹介していました。
入門機としてはYAMAHA AG03もよく名前が挙がります。とはいえ、それでなければいけない理由はありません。稼げるようになってから買い替えるくらいの気持ちで、手の届く機材から始めてかまいません。
イヤホンとその他の機材
自分の声がどう聞こえているかを確かめるために、イヤホンは用意してください。モニター用なので、普段使っている有線イヤホンで足ります。ほかにも、息のノイズを減らすポップフィルター、マイクを固定するマイクスタンド、部屋の反響を抑える吸音パネルがあると音は良くなります。ただ、これらは配信を続けてみて気になった順に足せば十分です。
マイク選びをもう少し詳しく知りたい人は、Vtuber・Vライバー向けマイクの選び方にまとめています。
IRIAMで使うイラストとLive2Dモデルの注意点
IRIAMのイラストは、生成AIで作ったものでも基本的には使えます。ただし、次のようなイラストは作り方に関係なく使えません。
- 有名なアニメのキャラクターなどに明らかに似ているイラスト
- 胸まわりの露出が過度なキャラクターのイラスト
- 著作者の許諾を得ずに、既存のイラストへ明らかに似せたイラスト
イラスト1枚の配信に慣れたら、Live2Dモデルを使う選択肢もあります。IRIAMで使うLive2Dモデルには独自の制作仕様があり、ファイルの確認や提出は「IRIAM Chara Checker」というウェブサービスで行います(出典: IRIAM FAQ「Live2Dモデルの制作について」)。モデルを依頼するときは、この公式FAQのページを依頼先に渡しておくと、作り直しの手間を防げます。
収益化にも触れておきます。IRIAMでは、運営が定める条件をすべて満たしたうえで申請し、承認されると収益化できます。条件は変わることがあるので、申請前に公式FAQで最新の内容を確認してください(出典: IRIAM FAQ「収益化について」)。
今日やることは「地声で1回テスト配信する」
ボイチェンを使うかどうかは、実際に配信してみないと決めにくいものです。まずIRIAMを入れてイラストを1枚読み込み、内蔵マイクで短いテスト配信をしてください。自分の声が気になったらボイチェン機能付きミキサー、音質が気になったらマイクとオーディオインターフェース、という順で足していけば、機材で遠回りせずに済みます。
デビューまでの全体の流れはVTuberデビューの手順と費用、機材を一式で見直したい人はVtuberになるために必要な機材にまとめています。VTuberとVライバーの違いが気になる人はVtuberとVライバーの違い、イラストの依頼先を探す人は理想の絵師・イラストレーターを見つける方法も読んでみてください。

