VTuberそのものに年齢制限はありません。決めるのは使う配信サイトの規約で、YouTubeなら「13歳でチャンネル」「16歳でライブ配信」「18歳で収益化」の3段階です。
中学生なら動画投稿から始めて、高校生(16歳以上)なら保護者の許可を取ったうえでライブ配信もできます。
「何歳から」を調べると活動者の年齢層の話が多く出てきます。でも本当に必要なのは、自分の年齢でどの機能が使えるかの線引きです。この記事では、その線引きを公式ヘルプの記載だけで整理しました(執筆時点: 2026年10月)。
VTuberは何歳から始められる?年齢ごとにできること
まず全体像です。YouTubeを例にすると、年齢で使える機能が段階的に増えていきます。表の内容は、すべて下の段落で示す公式ヘルプ・利用規約にもとづいています。
| 年齢 | YouTubeでできること | 保護者の関わり |
|---|---|---|
| 13歳未満 | 保護者が作成・管理するアカウントが前提 | 保護者の管理が必須 |
| 13〜15歳 | 自分のアカウントで動画投稿。ライブ配信は1人ではできない | 利用の許可が必要 |
| 16〜17歳 | ライブ配信ができる | 利用の許可が必要 |
| 18歳以上 | 本人名義で収益化(AdSense)に申し込める | 不要 |
YouTubeの利用規約は、サービスを使うには13歳以上である必要があるとしています。また18歳未満の人は、親か保護者の許可を得ていることが前提です(出典: YouTube 利用規約)。
土台になるGoogleアカウントも同じ考え方です。13歳(または国ごとに決められた年齢)未満の子どもは、保護者がファミリーリンクでアカウントを作成して管理します(出典: お子様の Google アカウントを作成する – Google For Families ヘルプ)。
ライブ配信の最低年齢は16歳です。16歳未満の人が大人のアカウントの配信に出る場合は、その大人が配信に映っている必要があります。大人の同伴が明らかでない配信は、削除やチャットの無効化の対象になることがあります(出典: YouTube ライブ配信への制限を受けないために – YouTube ヘルプ)。
VTuberを中学生が始めるなら動画投稿から
中学生の多くは13〜15歳です。この年齢では、YouTubeで1人のライブ配信はできません。現実的な始め方は、録画した動画をアップロードする形です。
動画なら、言い間違いや映り込みを編集で消してから公開できます。身バレの心配を減らせるので、配信より先に慣れておく意味もあります。自己紹介動画や短いゲーム実況から始めると、編集の練習にもなります。
ほかのサービスも年齢の線が決まっています。Xは利用規約で13歳以上を条件にしています(出典: X利用規約)。Twitchは13歳未満は利用できず、13歳から成人年齢までは保護者の監督のもとで使う決まりです(出典: 保護者および教育者のためのガイド – Twitch)。
スマホでVTuberになれるIRIAMは、会員規約で16歳未満は入会できないと定めています(出典: IRIAM 会員規約)。中学生のうちはIRIAMでのライバー活動はできない、と考えておいてください。
学生がVTuberを始める手順|高校生・大学生の場合
16歳を過ぎればライブ配信ができます。ただし18歳未満なら保護者の許可が前提なのは変わりません。学生が始めるときは、次の順番で進めると後から困りにくくなります。
- 保護者に、使うサービスと活動内容(動画か配信か、顔出しはしない等)を伝えて許可をもらう。
- Googleアカウントの生年月日が本人の正しい日付になっているか確認する。
- 本名・学校・地域が分かる情報を出さない設定にする。
- 手持ちのPCかスマホ、無料のモデルで始める。最初から機材やモデルにお金をかけない。
- 最初の1か月は週1〜2回など、学業と両立できる頻度で動画か配信を出す。
2の生年月日は軽く見られがちです。ただ、年齢で使える機能が変わる以上、ここがずれていると「配信できない」「収益化に申し込めない」といった食い違いが起きます。年齢を偽って登録しないことも大前提です。
4の無料モデルは、2D無料モデル制作の方法で作り方をまとめています。スマホだけで始めたい16歳以上の人は、IRIAMでVTuberデビューする準備も参考になります。
IRIAMの配信ガイドラインでは、18歳未満の会員は22時から翌5時まで配信できません(出典: IRIAM 配信ガイドライン)。夜にしか時間が取れない高校生は、配信時間を先に決めておくと安心です。
専門学校でVTuberに必要なスキルを学ぶ道もあります。学べる内容と学校の選び方はVTuber業界で成功するためのスキルと専門学校選びにまとめています。
VTuberの収益化は何歳から?18歳未満は保護者のAdSenseが必要
YouTubeの広告収入やSuper Chatの受け取りは、18歳が境目です。
Super Chatの利用資格には、YouTubeパートナープログラムに参加していることと、18歳以上であることが含まれます(出典: Super Chat と Super Stickers の利用資格、利用可能な地域、ポリシー – YouTube ヘルプ)。
18歳未満でも、YouTubeパートナープログラムで広告収入を得る道はあります。保護者が自分のGoogleアカウントでAdSenseに申し込み、チャンネルをそこにリンクする方法です(出典: 動画を収益化したいですが、18 歳未満とのことで不承認となりました – Google AdSense ヘルプ)。この場合、収益は保護者のアカウントに支払われます。お金の管理を家族とどう分けるかは、申し込む前に話しておきましょう。
日本では2022年4月から成年年齢が18歳になりました(出典: 民法(成年年齢関係)改正 Q&A – 法務省)。18歳になると、保護者の同意なしで契約ができるようになります。その分、未成年を理由に契約を取り消すことはできなくなります。モデル制作の依頼や事務所との契約は、内容を読んでから結ぶようにしてください。
なお、収益化の条件(登録者数など)は年齢とは別にあります。デビュー前にお金の見通しを知りたい人は、VTuberの収入の現実も読んでおくと期待値を合わせやすくなります。
学生VTuberが家族と決めておくこと
年齢の条件を満たしても、学生ならではのつまずきがあります。特に大きいのは身バレです。学校の友だちは声や話題、生活リズムで気づくことがあります。配信画面の映り込みや、制服・窓の外の景色にも注意が要ります。設定と配信前のチェックはVTuberの身バレ対策にまとめているので、初配信の前に一度通してください。
もう1つは学校の決まりです。SNSの利用や収入を得る活動について、校則で決まりがある学校もあります。収益化を考えているなら、生徒手帳を確認するか先生に聞いておくと、後から活動を止められる心配が減ります。
家族とは、活動する時間帯、使ってよいお金の上限、困ったとき(荒らしや個人情報の特定)に誰に相談するか。この3つを決めておけば十分です。
今日やること: 自分の年齢で使える機能を1つ確かめる
今日は、使いたい配信サイトのヘルプを開いて、自分の年齢で「動画投稿」「ライブ配信」「収益化」のどこまでできるかを確かめてください。16歳未満なら動画投稿、16歳以上ならライブ配信が最初の目標になります。
そのうえで保護者に話すと、「何をしたいか」「規約上できるか」を具体的に伝えられます。モデル準備から初配信までの流れはVTuberデビューの手順と費用|初心者が1か月で初配信するまでで順番に説明しています。

