こんにちは、ユサカタです。

ゲーム配信について色々調べてみたけど…
「結局ゲーム配信するにはどれくらいのPCスペックがあればいいの?」
「キャプチャーボードが必要なのはわかったけど、おすすめ買って損しない?」
「必要な機材揃えたけど、うまく配信できない…」
「キャプチャーボードがPCに認識されないんだけど…」
(by PS4・PS5のゲーム配信をしようと思っている人)
本記事ではこのような疑問・問題を解決できるよう、ゲーム配信のための情報を完全網羅しています。
読了目安:15分
実体験をもとに書いています。
これからゲーム配信を始めようと考えている方は、ぜひご参考ください!
PS4/PS5のゲームを生配信する方法

ゲーム配信の方法はこの二つです!
- 配信方法①:PC&キャプチャーボードを使う
- 配信方法②:PlayStationのシェア機能を使う
配信方法①:PC&キャプチャーボードを使う
「本格的にゲーム配信・動画投稿をしたい」「収益化していきたい」という方におすすめ。
PS4やPS5をキャプチャーボード&PCに接続することで、ゲーム配信・動画投稿の選択肢がグッと広がります。

PlayStationのシェア機能/ブロードキャスト機能のクオリティに納得できない場合は、この方法をとるしかありません。
PC環境がない場合はお金をかけて用意する必要があります。
配信に必要なもの
ゲーム配信に必要な機材の詳細については後述しますので、気になる方はスキップをどうぞ。
配信方法②:PlayStationのシェア機能を使う
PlayStation本体があれば配信・動画投稿できるので、お金をかけられない方におすすめ。
コントローラーの「シェアボタン」を押すだけでクリップを保存でき、またブロードキャスト機能を使えばYouTubeやTwitchなどさまざまなプラットフォームに配信できます。
配信に必要なもの
- PlayStation本体
- ゲームソフト
- マイク
- インターネット環境
ブロードキャスト(生配信)に連携しているサービス
- YouTube
- ニコニコ生放送(niconico)
- Twitch
配信プラットフォームとの連携方法
PSホーム > 「設定」 > 「シェアとブロードキャスト」 >「他のサービスと連携する」
配信の詳細設定方法
PSホーム > 「設定」 > 「シェアとブロードキャスト」 > 「ブロードキャスト設定」 > 「詳細設定」
ブロードキャストの詳細設定で設定できる項目
- PlayStation Cameraの映像をブロードキャストに含める
- カメラ映像設定
- シェアする音声の設定
- 観戦者へのメッセージと観戦者のコメントを表示する
- 観戦者へのメッセージ
- コメント読み上げ
- コミュニティーとブロードキャストをリンクする
動画編集したい方にぴったりの「ビデオクリップ機能」が便利
実はPlayStationのビデオクリップ機能はめちゃくちゃ高性能です。
録画開始/録画終了を選択できるのはもちろん、録画を開始し忘れても安心の自動録画も可能。
自動録画の保存手順
- シェアボタンを短く1回押す
- 「ビデオクリップを保存する」を選択
録画時間の設定方法
PSホーム > 「設定」 > 「シェアとブロードキャスト」 > 「ビデオクリップの長さ」
「シェアファクトリー」で動画編集も可能
「シェアファクトリー」というPlayStation専用ソフトを使用すれば、簡易的な動画編集が可能です。
編集後の動画はシェアボタンから「ビデオクリップのアップロード」できます。

いずれ本格的にゲーム動画を投稿したい方も、PC購入するまでの間、シェア機能を駆使するといいでしょう。動画は積み上げるが吉です。
PS4・PS5のゲーム配信に必要なPCスペック
快適にゲーム配信や動画投稿をするにはどのくらいのPCスペックが必要なのか?
結論:中性能ゲーミングPCと同等のスペックが必要!
ゲーム自体はあくまでもコンシューマー機で行うため、ポイントはキャプチャーボードや配信ソフト、動画編集ソフトの推奨スペックを満たすかどうか?となります。
では実際にWindows/Macそれぞれの推奨スペックを見ていきましょう。
Windowsの推奨スペック
Windowsの場合 | キャプチャーボード (HD60 S) | 配信ソフト (OBS Studio) | 動画編集ソフト (AdobePremierePro) |
---|---|---|---|
OS | Windows 10(64bit) | Windows 8以降 | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4xxx クアッドコア または同等 | - | Intel 第7世代以降 または同等の AMD |
GPU | Intel HD または GeForce GTX 600シリーズ または同等 | - | VRAM 4GB (推奨GPUを参照) |
メモリ | - | - | 16GB (4K利用では32GB) |
Core i5-4xxx→第4世代、Core i5-7xxx→第7世代になります。Core i5だから第5世代ではないのでご注意くださいね。
2021年6月現在、最新は第11世代のCPUになります。
つまり、WindowsPCでPS4/PS5のゲーム配信をするなら、下記のスペックが最低限必要です。
- OS:Windows10(64bit)
- CPU:Intel Core i◯-7xxx(第7世代)〜
- GPU:GeForce GTX 970〜
- メモリ:16GB〜
Macの推奨スペック
Macの場合 | キャプチャーボード (HD60 S) | 配信ソフト (OBS Studio) | 動画編集ソフト (AdobePremierePro) |
---|---|---|---|
OS | macOS Sierra(10.12) またはそれ以降 | macOS High Sierra(10.13) またはそれ以降 | macOS Mojave(10.14) またはそれ以降 |
CPU | Intel Core i5-4xxx クアッドコア または同等 | - | Intel 第6世代以降 |
GPU | AMD or NVIDIA | - | VRAM 4GB (推奨GPUを参照) |
メモリ | - | - | 16GB (4K利用では32GB) |
Core i5-4xxx→第4世代、Core i5-7xxx→第7世代になります。Core i5だから第5世代ではないのでご注意くださいね。
MacでPS4/PS5のゲーム配信をする場合、下記のスペックは最低限必要です。
- OS:macOS Mojave(10.14)〜
- CPU:Intel Core i◯-6xxx(第6世代)〜
- GPU:GeForce GTX 970〜
- メモリ:16GB〜
ただMacは未対応の配信ソフトも多く、できるPCゲームもかなり少ないので、
Macじゃなきゃいけない理由がないならWindowsをおすすめします!
スペック不足のPCでゲーム配信した場合
参考までに、スペック不足のMacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)でOBS配信をしてみました。
そのテスト動画をどうぞ。
配信どころではないおそろしいことになっていると思いますw
ちなみに、Adobe Premiere Proの推奨スペックも満たせていないので、それはそれは使い物になりませんでした。
PS4/PS5ゲーム配信におすすめのゲーミングPC
10万円前後のおすすめゲーミングPC
15万円前後のおすすめゲーミングPC
ユサカタが購入したゲーミングPC

ちなみに私もパソコン工房で、通常価格15万円ほどのミドルタワーゲーミングPC をアップグレードして20万円ちょいで購入しました。
PC購入にまつわる疑問集
- おすすめPCを見ても迷って決められません!どうしたらいい?
-
パソコン買うときは、最終的にはお財布との相談になると思います。
まずPCに出せる金額を算出することから始めてみては?私の当初の予算は15万円でしたが、色々調べたりしていくうちに「ローンを組んでもいいから、色んなことにチャレンジできるスペックのPCにしよ!」との思いで最終的に20万円超になりました。
「Oculus Rift S」をはじめとしたVRゲームや、「Live2D」を使用したVtuber活動、「Steam」「Origin」で最新のPCゲームなど、新しいことを始めたくなった時にPCスペックが不足しているという状況は避けたかったです。
スペック不足でCPU/GPU/メモリなどを増設しなければならないとなると、金銭的にも時間的にも余計にコストがかかりますし、何よりも面倒ですからね。
- ミニタワーよりミドルタワーがいいの?
-
◯◯タワーとはPCの箱の大きさを表しています。箱が大きい方がPC性能を拡張したい時に「箱が小さくてパーツを入れられない!」といったことを回避できるため、将来性を考慮するとミニよりミドルがベターです。
PC本体の置き場所も考える必要があると思うので、用途に合わせて購入するといいですよ。
- なぜパソコン工房の製品をおすすめしてるの?
-
私が毎回パソコン工房でPCを購入していて信頼できるからです!老舗の安心感!
もちろんパソコン工房でなくとも、自分が信頼できて、求めているスペックのPCがあるお店なら、どこで購入してもいいと思います。いろんなPC通販サイトを覗くと楽しいですよ。
- なぜWindowsがおすすめなの?
-
一部の配信ソフトやツールが、Windowsにしか対応していない場合があるからです(結構多い)。
総額1000万円のゲーム配信環境を構築しているヒカキンさんも、フルカスタム70万円ほどするエイリアンウェアというWindowsPCを購入し、ゲーム録画&動画編集用のMac Proが800万円、ゲーミングデスクやチェアーその他機材で約100万円といった具合です。
ちなみに今後の需要拡大が確実視されているVRゲーム機、代表的な「Oculus Rift」も現在はWindowsのみ対応となり、Macには非対応です。 - Macじゃ配信・動画投稿できないの?
-
Macでも各必要環境の推奨スペックを満たしていれば、配信は可能です。
ただ前述したQ&Aの通りMac非対応のものは多いため、PCをこれから用意する〜ということであれば、金額的にも安いWindowsを強くおすすめします。動画編集もWindowsでできるので!
どうしてもMacがいいなら…最低でもMac Book Proでしょうか。
>> MacBook Pro(Apple公式ページ)ちなみに「GeForce NOW」を使用すればMacでも人気のPCゲームを遊ぶことができます。
気になる方は、GeForceNOWの公式ページでシステム要件などみてみるといいかも?
>> GeForce NOW Powered by SoftBank 公式
パソコンのお得な買い時はいつ?
パソコンは「買える時が買い時」
世界的な半導体不足により、パソコン工房でも売切れるモデルが続出中。
次回出荷がいつになるかわからない状況が続く見込みだそう(工房スタッフ談)なので、
手に入るうちに手に入れましょう!
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PS4/PS5のゲーム配信におすすめのキャプチャーボード
PS4/PS5のゲームをPCで配信するためには、キャプチャーボードを使用する必要があります。

ユーザーも多い人気のキャプチャーボード「Elgato HD60S」がおすすめ
Elgato「HD60 S」がおすすめの理由
- ユーザーが多く情報が豊富 → トラブル時の解決が楽!
- 1080p60fpsキャプチャに対応 → 十分な機能!
4K/HDR10のキャプチャ&パススルーには非対応!
あえてHD60Sの欠点を挙げるとすれば、4K・HDR10のキャプチャ&パススルーに非対応である点です。
HDR10の高コントラストな映像や4K高画質の映像をキャプチャーはできませんが、多くの配信者には必要ないスペックだと思います。YouTubeを4Kで見る人がどれだけいると思いますか?
4Kの視聴環境が揃っている人は少数派なのではないでしょうか。
とはいえPS5の登場で4Kテレビに買い換える方が増えることを考えると、4K対応のキャプチャーボードの選択もなくはないかもしれません。
4K対応キャプチャーボードならElgatoの「4K60 S+」か「4K60 PRO」
「今後の需要に応えられるよう、4K対応のキャプチャーボードを購入したい!」という方は、同じくElgatoから出ている「4K60 S+」「4K60 PRO」のいずれかを購入するといいでしょう。
Elgato「4K60 S+」「4K60 PRO」の主な違い
詳しくはElgato公式ホームページでチェックしてみてください。
>> Elgato 公式ホームページ
- Elgato製品以外の選択肢はないの?
-
Elgatoは多くの配信者が使用しておりベターなのでおすすめしていますが、Elgato以外にもたくさんあります。自分が求めるスペックを満たすかどうか、またその製品が正常に機能するのかを踏まえ見てみてください。
PS4/PS5のゲーム配信におすすめのヘッドセット
すでにヘッドセットをお持ちの方は、買い直し不要です。
しかしゲーム配信を機にヘッドセットを新調したい方は、PS5用ヘッドセットとして発売された「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」がおすすめ!
悲しいことにPlayStation5本体と同様、売り切れ続出で入手困難です(汗)
PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット

※21年6月10日現在、楽天市場にしか在庫を確認できませんでした!スーパーSALE
「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」がおすすめの理由
実はPS4/Windows/Macでも利用可能です!
PS5の購入がまだ手に入っていない方も買って損はありません。
「Tempest 3Dオーディオ技術」は3Dオーディオ対応コンテンツのみで発揮されるため、PS4/Win/Macでは機能しませんのでご注意ください。
キャプチャーボードの接続方法
キャプチャーボードは、ゲーム機とPCの間に接続します。

パススルー機能(*)を利用する場合は、キャプチャーボードから直接モニターへ出力します。
上記の図のように接続すれば問題ありません。
*パススルー機能とは、ゲーム画面を遅延なくモニターに出力することです
- PC本体にHDMI端子がないんだけど大丈夫?
-
PC本体とキャプチャーボードの接続にはUSB端子を使用するため、PC本体にHDMI端子がなくても問題ありません。HDMI接続は「ゲーム機 → キャプチャーボード」「キャプチャーボード → モニター」の2箇所なので、HDMIケーブルが2本あれば大丈夫です。
- PCにUSB-C端子しかないんだけど?
-
その場合は、USB端子をUSB-Cオス端子に変換するアダプタがあれば接続可能です。
私もMacBookAirではそのようにして「Elgato HD60 S」を接続しました。リンクこういうやつです。
ゲーム配信で使用するソフト
ゲーム機+キャプチャーボード+PCの接続が完了すれば、あとは配信ソフトを使用すればゲーム配信が可能です。
配信ソフトを使用して、YouTubeやTwitchなどのプラットフォームにゲーム画面を配信することができます。
「OBS Studio」多くの配信者が愛用している配信ソフト
OBSは利用者が多いため、ネット上に情報が豊富でトラブル時の対応も安心です。
- OBS以外の選択肢はないの?
-
XSplit Broadcasterも有名です。
他には、OBSをもとに開発されたStreamlabs OBSもSteam配信でよく見かけます。OBS / XSplit が配信ソフトの定番なので、まずはこのふたつから試してみるといいですよ。
- 配信ソフトのトラブルQ&Aはない?
-
今後記事を作成予定ですが、大半のトラブルについてはGoogle検索で回答を得られると思います。がんばってください!(なげやり
ゲーム配信サービスまとめ
YouTubeLiveのように、ゲーム配信ができるサービス・プラットフォームをまとめました。
主な配信プラットフォーム
Vtuberとしてゲーム配信する方法
有名Vtuberの多くはFaceRigというPCソフトを使用して、Live2Dモデルを動かしています。
Adobe Character Animatorを使用すれば、PhotoShopやIllustraitorのデータでキャラクターを動かすことができます。
>> Adobe Character Animatorについてはこちら
Vtuberモデルはどのように用意すればいい?
スキルがある方は、自身で2D/3Dモデルを作成すればコストをかけずに作成できます。
スキルがない方は、『ココナラ』などのスキルマーケットでプロに依頼するか、Live2Dマーケット『nizima』を利用するといいでしょう。
- Vtuber配信のために必要なPCスペックは?
-
おすすめPCの項目でも少し言及しましたが、Vtuberとして2D/3Dモデルを動かしながら配信する予定の方は、最低でもメモリ16GB以上が必要です。特に3Dモデルを動かすならメモリ32GB以上は欲しいところ。
メモリが不足していると、自分とモデルの動きに大きなラグがあったり、配信(キャプチャ)にラグが生じたりと支障が出てしまいます。
動画編集に必要なソフト
「あまりコストをかけたくないな」という方は、まずは無料ソフトで編集を試すといいでしょう。
「本格的に動画編集を行なっていきたい!」という方は、有料ソフトの購入をおすすめします。
無料:おすすめの動画編集ソフト
(現在リスト作成中。近日追加予定)
有料:おすすめの動画編集ソフト
Adobe Premiere Proがおすすめ!
Adobe製品を安く買う方法
amazonのセールを狙いましょう!
私もセール中にACCを購入しましたが、ほぼ半額でした。
>> Amazonで「Adobe Creative Cloud」を見てみる
動画のサムネイル作成ソフト
サムネイルで動画再成立が決まるといわれるほど大切なサムネイル。
サムネイル作成ができるソフトをご紹介します。
おすすめのサムネイル作成ソフト
Adobe PhotoShopがおすすめ!
サムネ作成のコツ
普段思わず試聴している動画をお手本にサムネイルを作成しましょう!
普段YouTubeを見ていて、「思わず再生してしまう」サムネイルはありませんか?
YouTubeには良い・悪いお手本がたくさんあります。

こういうサムネだと思わずクリックしちゃうな…
クリックされやすいサムネを自分の中で蓄積して、実践していくのみです!
以上で「PS4のゲーム配信PC・機材&方法ガイド」終了となります。
本記事が「ゲーム配信をはじめたい!」という方に、少しでも参考になっていれば幸いです。
記事更新・追記・修正の参考にさせていただきますので、ぜひお気軽にコメントをお寄せください。
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